GTX970でレイトレース3Dが使用可能になりました

AfterEffects上でシェイプを押し出して立体的なオブジェクトを作成したり、光のパラメータの調整や、メタリックな質感を与えるなどの効果をつけることができるレイトレース3D機能。ここ数年のAfterEffectsではサポートされていないグラフィックカードでも設定すれば使用できるようになっていますが、GTX970などの最新のMaxwellアーキテクチャを採用したグラフィックカードではエラーが発生し、使用することができない状況が続いていました。

2015年12月に行われたAfterEffectsのアップグレードで、とうとうMaxwell世代のグラフィックカードであるGeForce GTX970でもレイトレース3D機能が使用できるようになりました!

GTX970は4GBのビデオメモリを搭載していてコストパフォーマンスが高く、レイトレース機能が使用できないことを納得された上で使用されている方も少なくありませんでした。
ですが、やはりついている機能は全部使えたほうがいいですよね。これからはぜひこの機能も活用してみてください。

設定は環境設定から行います。
AfterEffectsメニューの【編集】>【環境設定】>【プレビュー】と開き、【GPU情報…】をクリックします。
開いたウインドウ上で、”レイトレース3DレンダラーのCUDA高速処理のためにテストされておらず、サポートされていないGPUを有効にする”、の項目にチェックを入れます。これでレイトレース3Dがエラーなしに使用できるようになります。

コンポジションパネルの右上に【レンダラー】という項目があり、そこでレイトレース3Dとクラシック3Dを切り替えることができますので、これまでGTX970で使用できなかった方はぜひ一度この機能を試してみてください。